◆豪州大使館からの訪問
・2022年5月にDavid Lowe公使をお招きし、女性のエンパワメント、また税制と女性の就業などについて学生とDiscussionしました。
◆院生の国際学会発表 International Sociological Association,Family Research(RC06) (Academia Sinica,Taiwan) 2013
2013年3月に、International Sociological Association,Family Research(RC06) という国際学会に初めて参加しました。この学会は国際社会学会という大規模な社会学に関する学会のうち、家族社会学を専門とする部会が主催する学会です。国際学会という未知の世界に初めて足を踏み入れ、他国の方と同じテーマでディスカッションするという経験に驚かされました。何より分析対象とする企業内における女性の労働問題について、日本だけでなく他国とも共通する点があることを痛感し、他国の研究者と共感しあえる経験を持つことができました。また、この問題の背景には家族の問題を検証することが不可欠であり、家族のありようが同じように見える東アジアの中でも違いがあることにも驚かされました。
発表はポスター発表で、かつアジア圏での発表であったため、語学のハードルは思ったより高くありませんでした。この学会で発表したご縁で、その後共同研究を行うことになり、私にとって研究上の転換点となる貴重な経験を得ることができました。(2015年修了・寺村絵里子(明海大学経済学部))
◆海外研究者との交流とお茶の水女子大学での講演
折にふれて女性労働を専門とする研究者たちが講演をしてくだっています。
◆スウェーデン大使館からの訪問
スウェーデンの税制の変化について、本学の豊福先生とともにお話しし交流しました。
◆ハーバード大学メアリ・ブリントン先生
・Dr. Mary Brinton of Harvard University (2016年、2017年)
〇 「東アジアの少子化、配偶者マッチング機構と労働市場 東アジアの少子化は欧州の少子化とどう異なるのか」2017年6月8日、於お茶の水女子大学
Mary Brintonハーバード大学教授
Xiao-Yuan Dongウィニペグ大学教授
(文部科学研究費基盤研究C15K03503の助成に感謝します)
Brinton教授とDong教授を東アジアの少子化と家族の比較のために招聘しました。日本人口学会国際委員会のもとで、パネル報告をしていただきましたが、加えてお茶の水女子大学においても非常に興味深いご報告をいただきました。
2016年には、京都の同志社大学でBrinton先生や大沢真知子先生とともにAASで学会発表をしました。
◆バーモンド大学 エレーン・マクレート先生
・Dr.Elaine McCrate of University of Vermont (2015年、2016年)
学部生対象に素晴らしい集中講義をしてくださり、米国の女性労働と日本の比較をしてくださいました。
◆ストラスブール大学 ミッシェル・フォルテ先生
・Dr. Michele Forte of University of Strasbourg
フランスの社会保障と少子化について講演をくださいました (2017年)
学部生対象にフランスの社会保障についてわかりやすく講演をしてくださいました。
院生を対象にフランスにおいても女性の昇進の課題があるとの研究成果を発表されました。とても興味深い内容でした。
◆海外での招待講演
・Oxford 大学Nuffield Collegeで2020年1月にMan Yee Kan先生、Ekaterina Hertog先生にご招待いただき、日本の政府統計分析の紹介をしました。また東アジアの三世代家族について、日本の事例の研究発表をしました。
・Japan Economy Networkの国際会議が8月に日本銀行で行われました。女性の昇進について研究発表をいたしました。
・2019年夏に、Australian National Universityで研鑽をつみました。またこの際に、Bruce Chapman先生の編集のもとで、日本の奨学金制度についての論文をEconomics of Education ReviewにArmstrong, S., Dearden, L., Kobayashi, M. and Nagase, N.として発表しました(そのはじまりは2017年2月の下記会議です)が、そのお祝いを兼ねて共著者のLorain Dearden先生の記念講演を聴くことができ、感慨深かったです。
・ABD-ABDI Conference on the Aisan Economic Integration Report 2019, The Demographic Changes, Productivity, and the Role of Technologyに招待いただきました。For the Case of Japan in the Population Agingとして6月にパネル発表いたしました。アジアの女性官僚の方々にもお目にかかれてよい機会でした。
・Stanford大学 2019年3月にTakeo Hoshi先生にご招待いただき、さらにウーマノミクス研究について分析を深めました。
・東京大学小林雅之先生に、International Conference on Challenges of Higher Education: Governance and Finance Reform in East Asiaに招待いただき、光栄でした。
・Future of Workというテーマで2018年11月と12月にそれぞれ東京で行われた国際会議に招待され、海外の方といい交流をする機会を得ました。
・Australian National University 2018年8月 Shiro Armstrong日豪総合研究所長に招待いただき、奨学金の研究のために、また日本の女性労働の講義のために、3週間ほどANUに滞在しました。自然が美しい素敵なところでした。Crawford School of Public Policyのワークショップで研究発表をいたしました。
・復旦大学 2018年6月 Xiao Yuan Dong教授(カナダウィニペグ大学)にご招待いただき、中国の女性経済学者の学会発表に参加しました。すばらしい研究会でした。
・Wall Street Journal CEO Council 2018年5月 東京で行われた経営者や政治家、経済学者などが参加するトップ会議で非常に面白いものでした。ウーマノミクスについてのパネル討論に招待されました。
・Stanford大学 2018年2月にTakeo Hoshi先生にご招待いただき、ウーマノミクスがどれだけ女性管理職を増やしたのかどうか、その計量分析を報告しました。そのほか、アベノミクスの様々な分析が続き、充実した時間を持ちました。
・韓国KWDI 2017年11月に招待いただき、男女賃金格差について報告しました。KWDIの方々との交流、とても光栄でした。
・2017年10月4日 豪州国立大学との国際会議を持ちました。大きい国際会議で院生も活躍してくれました。
・2017年2月 豪州国立大学からBruce Chapman、Lorraine Dearden, Shiro Armstrongが所得連動型奨学金の共同研究のためにお茶の水女子大学に来日されました。お茶の水女子大学にお客様をお呼びして国際会議をしました。
・2016年8月から9月 3週間 University of Duisburg-EssenのKaren Shire教授を訪問し、ドイツの働く母親の聞き取りをしました。とても充実した経験で、日本とも米国とも違うドイツの母親意識を少しなり聞くことができました。