お茶の水女子大学 永瀬伸子の研究室サイトです。労働経済学、社会保障論を専門としています。働き方や家族形成、それをめぐる社会的保護の制度の在り方や政策の影響を、計量経済学を用いて、また時に聞き取りなどを通じて解明を試みます。
学生さんからの授業紹介です
博士前期課程
労働と社会政策・労働と社会政策演習
ジェンダーと社会保障・労働経済論演習
労働と社会政策(方法論基礎)
研究といっても何から始めるのかわからなかった私にとって、研究の基本が学べるこの授業はとてもありがたかったです。
授業では、論文等のインターネット検索の仕方、RefWorksでの文献管理の仕方、政府統計をe-statから検索する方法などを習いました。また、自分の選んだ政府統計について発表して統計調査ごとの特徴をみんなで比較検討する授業もありました。労働の分野について、統計データをつかって量的に分析した論文、聞き取りを行った質的調査の論文も読みました。
自分の修士論文について研究方法を模索していく段階でとても役立つ授業だと思います。(U)
労働経済論演習
この授業では、労働経済学に関する文献をともに読み、またそれぞれの研究発表を行いました。
前期は、大学院から労働経済学を学び始める学生のため、それぞれの関心に基づいた基本的な文献を読み、内容をまとめて発表して、先生にご解説いただきました。後期は、引き続き文献を読み、また学生が自分の研究発表をして、先生にご指導いただき、学生同士でも意見を交換しました。
この授業には、他ゼミのマスター院生や、ドクターの先輩方や多数出席されていたので、さまざまな意見を聞くことができ、たくさんのことを学ぶことができました。(H)
博士後期課程
労働論
この授業では、主に博士院生の研究発表を行います。修士・博士の人数により、年によっては合同になることもあります。
前期は、学会が集中する6月に向けて研究発表、新博士院生は自身の研究(計画)発表を行います。後期は学会発表を受けて得たコメントなど基に、適宜方向性などの修正を行い、論文投稿を目指しながら途中経過を発表します。
この授業は、永瀬先生の人脈で国内外からのゲストもよくいらっしゃいます。海外の研究の動向や、実際にご活躍されている研究者のみなさんの研究を間近で見聞き・質問することができ、 大変勉強になります(Y)。
労働論演習
ゼミ生が順番に研究発表をする科目です。2016年度は主に3つの内容で行われました。1つ目は自分の研究の発表です。進捗状況の報告のほか、論文執筆の途中報告、学会や研究会での発表の練習なども行いました。2つ目には研究テーマに関する理論や実証の論文を各自が選択して紹介し、批判的に論点を提示し討論しました。自分の理解したことが説明できるか、理解が正しいか、それが自分の研究テーマにどのように使えるのか、などが確認できる貴重な機会となりました。3つ目として労働経済学のテキストの輪読を行いました。一人ではとても太刀打ちできない内容を何とか読んで発表し、先生もホワイトボードを駆使して生き生きと説明してくださり、毎回目が開かれる思いでした (N)
ジェンダー学際研究論文指導(通年)
最終年に履修する科目です。