(公財)東京都医学総合研究所・感染制御プロジェクトの山根大典主席研究員との共同研究の成果が、AMEDのプレスリリースに掲載されました。
https://www.amed.go.jp/news/release_20210914.html
本研究では、肝細胞の脂質代謝プロファイルを詳細に解析し、フェロト―シスと呼ばれる鉄依存的な脂質過酸化を促進することで細胞死を誘導する経路を介して、脂肪酸代謝がC型肝炎ウイルス複製を抑制するという新たな仕組みを明らかにしました。
本研究成果は、2021年9月13日に米国科学誌「Cell Chemical Biology」にオンライン掲載されました。
FADS2-dependent fatty acid desaturation dictates cellular sensitivity to ferroptosis and permissiveness for hepatitis C virus replication, D. Yamane, Y. Hayashi, M. Matsumoto, H. Nakanishi, H. Imagawa, M. Kohara, SM. Lemon, I. Ichi, Cell Chem Biol., 29, 1-12, (2022)